(速報、後日追記予定)
千秋楽です。5回目、5キャスト目は柴山&井澤ペア。
『竜宮』の亀の姫を観て以来、柴山さんのおっとり優しい雰囲気が好きです。
今日もその雰囲気そのままに、純朴ではにかみやさんなジゼルで可愛らしかったです。
駿さんのアルブレヒトは予想通り、村人の恰好をしていても隠し切れないノーブルさ。
こんな洗練されたイケメンに優し気に口説かれたら、そりゃ恥ずかしがり屋の
ジゼルも有頂天になるわよね・・・と納得。
花占いの場面で「へぇ~、花でそんなことするんだ?」みたいな駿さんの表情が
ちょっと面白かった(笑)。
そして今日は池田&速水ペアのペザントのパ・ド・ドゥが観られて嬉しかった~!
素晴らしい安定感で満足でした。速水さんがとっても楽しそうに踊っていて、その後の
小芝居もノリノリな感じでした。気楽に観ようと思っていたのに、結局オペラグラスで
ガン見してしまいました・・・(笑)。
アルブレヒトがバチルドの手にキスしようとするところ。柴山ジゼルは、混乱のあまり
うまく言葉が出ない感じがむしろリアルで、その後の狂乱の場面でも涙を誘いました。
裏切りを暴露されたアルブレヒトはただただ押し黙っている感じでしたが、ジゼルが
狂ってしまうと、慄然と恐れが入り混じった表情に。息絶えたジゼルを抱きかかえ、
いつまでもここにいたらまずい、行きましょう、と言うウィルフリードを、いったんは
突き飛ばしたり、抱きかかえられていく途中も村に戻ろうとしたりはするのですが、
結局なすすべもなく、その場を去ります。
ジゼルの亡骸をみて、村人みんなが嘆き悲しみます。バッカスの男の子が胸の前で
たどたどしく十字を切っていました・・・涙。
2幕、ウィリたちのコールドは今日も一糸乱れぬ美しさで圧巻。
アルブレヒトの表情、罪悪感と後悔という面ではちょっーと薄いように感じましたが、
この世のものではなくなったジゼルを深く想う雰囲気はありました。
柴山さんは2幕で緊張感が踊りに出てしまった部分があったけど、踏ん張りました。
ジゼルの赦しと愛が、柴山さんのたおやかな雰囲気の中ににじみ出ていて
最後の場面は深い余韻を残しました。

5キャスト全部観られてとっても満足です!
そして、シーズン開幕を飾る作品の9公演を、途中降板もなく、コロナによる中止もなく
無事終演できて本当によかったです。
ダンサーの皆さん、オケの皆さん、関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした。
美しい時間をありがとうございました!

ジゼル-20221030-エントランス前のポスター
エントランス前のポスター(上演前)

ジゼル-20221030-上演予定
上演予定

ジゼル-20221030-キャスト表
キャスト表

ジゼル-20221030-ホワイエのポスター
ホワイエのポスター

ジゼル-20221030-プログラム
プログラム

ジゼル-20221030-ホワイエのポスター絢子さんと唯さん
ホワイエのポスター、絢子さんと唯さんの美ショット。

ジゼル-20221030-終演後エントランス前のポスター全景1
終演後のエントランス前のポスター。唯さん&峻郁さん と 絢子さん&奥村さん。

ジゼル-20221030-終戦後エントランス前のポスター全景2
終演後のエントランス前のポスター。柴山さん&駿さん、池田さん&速水さん、
木村さん&福岡さん。